知らない人は必ず泥沼…恋愛感情の正体

恋愛感情とは不思議なもので

人を元気にさせたり不安にさせたりと

非常に忙しい感情です。

 

そもそも恋愛感情はなぜ生まれるのか

論理的に考えれば子孫繁栄のため。

ですがただ子孫繁栄のためであれば

誰かれ構わず性行為してしまえば済む話。

ですが人間界でそれをしてしまうと法律が許してはくれません。

そんな人間の尊い倫理観が産み出した法律という檻の中でいかにして子孫を残すための相手を見つけるか、その鍵となるのが「恋愛感情」なのではないでしょうか。

 

では人間はどのような相手との子孫を残そうと思うのか。

顔が良い、性格が良い、生存能力が高い、そんな高スペックな相手を選ぶはずです。

ですがこの世に30億人以上いる異性の中で一番スペックの高い人間を選ぶなんてことはまず不可能。

仮にそんな事が可能だとしても高スペックランキング1位の人にはすでにパートナーがいる場合2位の人を探さなければなりません。2位がダメなら3位、4位となり、仮にパートナーのいない人に出会ったとしてもその異性が自分を選んでくれるとは限りません。

まず人間の限りある寿命ではそんな選定をしてる暇は毛頭ない。

どうしても身近にいる人たちの中で選ばなければならない…

しかし自分の周りに世界高スペックランキングTOP10に入るような異性が存在するのか…否、そんな都合の良い話はない…

だが子孫は残したい…

そんなジレンマを解消してくれる最強のバグ、それこそが「恋愛感情」なのです。

 

ここまで読んだ人の中には「俺の彼女は世界一だが?」「私の彼氏は宇宙一よ?」と思った方もいるかもしれません。僕も自分の彼女がどの銀河の異性よりも一番良い女だと信じています。

でも実際、そんな事ないですよね?

自分の恋人は億万長者でもなければ総合格闘技の世界チャンピョンでもないしイケメンでも美女でもない場合も往々にしてあり得る。

でも恋人を選ぶ基準ってそんなこととは一切関係ない場合がほとんどで、周りと比べてこの人はどれだけ自分に優しくしてくれるか、甘やかしてくれるか、癒してくれるか、同調してくれるか、自分という人間をどれだけ認知し、理解してくれるかといった事になるかと思います。

つまり30億人以上いる異性の中で自分と出会い、共に同じ時を過ごした人間の中でいかに自分の価値観と相性が良いか、もしくは都合が良いか、いかに自分の成長の糧となってくれるかそして自分はその相手に対してどれほど尽くしたいと思えるか。

そういったところに「運命」を感じるのではないでしょうか。

30億人以上いる異性の中でそこまで自分を思ってくれる人に出会えるなんてどう考えても「運命」ですよね?

でも実際は運命でも奇跡でもなく単なる確率論です。

私たちは自分が今まで生きてきて出会った異性の中で自分に合う人間を選ばなければならなかったのです。

当たり前の事ですがいざ文字にしてみると非常に現実的で残酷ですね...

 

でも好きならなんでもいいですよね!?

自分が運命だと思えばそれは紛れもなく運命以外の何者でもないですよね!?

自分と相手が出会ったのは尊ぶべき奇跡であり、その奇跡を受け入れる事こそが相手に対する愛情表現にも繋がるんですよね!?

そう無意識に思わせてくれるのが今回のテーマ

「恋愛感情」なのです。

つまり「恋愛感情」とは人間の脳が生み出した

 

「勘違い」

 

つまり私たち人間は感情と現実の矛盾を解消するため「恋愛感情」というバグを使って「勘違い」をしていたに過ぎません。

今彼氏のDVに悩んでいるあなた

好きな人に夢中になり過ぎて散財してしまっているあなた

周りには別れた方が良いと言われているのにも関わらず相手との出会いや過ごした時間が名残惜しくて決断できていないあなた

 

自分は今「勘違い」をしているんだ

 

そう思えば少し

気持ちが楽になり

冷静な判断ができるのではないでしょうか...

 

どうかあなたのメンタルに幸があらん事を願います

 

まぁここまで言っておいてなんですが

僕が彼女と出会った事は奇跡の運命であり勘違いでもなんでもありませんがね?